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成果を出せるチームとは?②【強み・弱みの理解とパートナーシップ】

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成果を出せるチームには、どんな特徴があるのか。 前回の記事では、特徴の1つ目「社員のベクトル合わせ」についてお伝えしました。

今回お伝えするのは、成果を出せるチームの特徴2つ目「チームメンバーの強み・弱みを理解し、相互パートナーシップができていること」。

相互パートナーシップができている状態とは、【メンバー同士の得意なこと・苦手なことをお互いに知っていて、目標達成に向けてサポートしあえる関係性】のこと。また、【年齢や役職の上下関係を越えて、対等に協力し合うパートナーである状態】を指します。

ここで大切なのは、メンバー同士の強み・弱みを理解し、サポートしあうこと。今回も詳しいポイントを確認しながら、成果を出せるチームづくりについて考えていきましょう。



これまでの日本の学校教育や組織管理の視点においては、「出来ないことを出来るようになるために、誰もが弱点を訓練して克服していくべきだ」という考え方が主流でした。 ✔︎ 努力すれば、誰もがあらゆる分野で成功できる ✔︎ 苦手な部分こそ成長の余地がある という考え方です。

これは、落ちこぼれをつくらないことや、皆がある程度の成果をつくるための「集団行動」を重視する場合に効果的で、学校教育や社員教育の基本となっている考え方です。

しかし近年、さまざまな分野における成功者たちは、自分の得意なことを活かし、より強化することで成果を上げているということが分かってきました。

“マネジメントの父”と呼ばれるピーター・ドラッカーも、こんな言葉を残しています。 『何事かを成し遂げるのは、人の強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを成し遂げることなど、到底できない。』

✔︎ 人はみな、一人ひとりが違う才能を生まれ持っている ✔︎ 人が最も成長できるのは、その人が得意な分野である これらを理解し、一人ひとりが自分の得意分野をさらに伸ばしていくことが、成果に繋がるのです。



チームでより早く効果的に結果を出すためには、弱点克服に注力するよりも各自が強みを活かし、お互いの苦手な部分を補い合うことが大切です。

チームメンバーの強みと弱みを理解するために、弊社で用いているツールがストレングスファインダー®️です。

ストレングスファインダー®️(※現在は「クリフトン・ストレングス」という名称に変更)は、アメリカの世論調査会社・ギャラップ社が開発した才能発見テスト。人それぞれが持つ「強み」と「弱み」、行動・思考の特徴を発見できるアセスメントツールです。

世界で3,000万人以上がこの診断を受け、日本でもテスト付き書籍「さあ才能に目覚めよう」が累計140万部を突破するなど、注目を集めています。

これほど世の中に浸透しているストレングスファインダーですが、実はテスト結果を知っているだけではあまり役に立ちません。

テストで分かるのは「資質」、つまりその人の思考や行動のパターンとして強く現れる特性の上位5つです。簡単に言うと癖のようなもので、必ずしも良い方向に発揮されるとは限らないものなのです。

そのため、ただ「資質」を知るだけでなく「強み」としてうまく使えるようになる必要があります。

むしろ中途半端な理解で「資質TOP5に『社交性』がある人には営業を、『慎重さ』がある人には事務をやらせよう」などと勝手に判断してしまうと、かえって逆効果となってしまうのです。



それでは、自分や他者の資質をどのように捉えれば良いのでしょうか。

まず、資質には「バルコニー」と「ベースメント」があります。

♢バルコニー
能力が開発され、自分の思い通りにうまく使えて、良い結果を出せる状態

♦️ベースメント 自分の能力に気付いていない・うまく使えていない あるいは良くない方向に発揮されてしまってうまく行かない状態

これを知っているかどうかによって、ストレングスファインダーの結果の捉え方や活用の仕方が大きく変わります。

具体的にどのような状態のことを指すのか、3つの資質の例を見てみましょう。

『共感性』の資質を持つ人の場合
♢バルコニー:人の気持ちを汲み取って、相手に合わせた対応ができる
♦️ベースメント:感情の変化に敏感で、相手を不快にさせていないか過剰に不安になることがある
『責任感』の資質を持つ人の場合
♢バルコニー:仕事を投げ出さず、相手の期待に応えようとする
♦️ベースメント:NOと言うのが苦手で、頼まれごとを何でも引き受けてしまう
『目標志向』の資質を持つ人の場合
♢バルコニー:物事の優先順位をつけることができる
♦️ベースメント:自分の計画を乱されたときにイライラしてしまう

TOP5の中で同じ資質を持っている人でも印象が大きく違ったり、仕事の結果が違ったりするのは、同一の資質にこのような二面性があるためです。

資質を「強み」として活用するということは、ただ知るだけでなく、その二面性を理解し、必要な場面で思い通りに能力を発揮できるようになることなのです。



「強み」に着目して強化していくと、明らかな効果が得られます。 ある調査では、以下のような結果も現れています。

【自分の強みを理解して活用している人】 ✔︎ 仕事へのエンゲージメントが 6倍高い ✔︎ 毎日の生産性が 7.8〜18%向上している

【強みを理解し、日常的に強みを使っているチーム】 ✔︎ 売上が 10〜19%向上している ✔︎ 利益が 14〜29%高い

個人にとってメリットがあることはもちろんですが、チームで「強み」を活かし相互に協力することで、効果はさらに大きくなります


ここまで、社員を巻き込み成果を出すチームの特徴【❷メンバーの強み・弱みの理解とパートナーシップ】について解説してきました。

次回の記事では特徴【❸自由なコミュニケーション】について見ていきます。


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