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成果を出すチームの3つの特徴《3》自由なコミュニケーション│インナーブランディングノウハウ

成果を出すチームの3つの特徴。3つ目は「自由にコミュニケーションできる関係性」です。 前回の記事はこちら

例えば、 ・会話が一方通行ではなく、キャッチボールになっている ・慣れた人同士ばかりで話しているのではなく、あちらこちらで会話が発生している という状態です。

簡単なことのようですが、これができるチームとできないチームがあります。その違いは、チームに「心理的安全性」があるかどうか。 心理的安全性について、詳しくはこちらの記事

ただ単に「慣れた仲間同士で楽に過ごせる関係性」ではありません。チームの目標達成や問題解決のためには、場合によってはダメ出しや耳の痛いことも言い合う必要があります。

時には前向きな意見の対立があり、それでも信頼関係は揺らぐことのないチーム。それが心理的安全性が担保されたチームです。

 

結果を出し続けるためには、まず【関係の質】から

チームに心理的安全性があり、自由にコミュニケーションできるためには、お互いの価値観を知り、仕事のやり方や考え方の違いを認め合うことが必要です。

経営者や幹部層の方は「うちの会社に入ってきたのだから、みんな価値観が一緒だろう。同じ考え方になってくれるのが当然だろう」と考えがちです。ところが多くの場合、それは上層部の一方的な勘違いであり、社員とのすれ違いや問題の元となります。

また、お互いを承認し合う関係性を構築することは、心理的安全性を高めるためだけでなく、チームで成果を出すという観点から考えても重要です。

 

組織の成功循環モデル

マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授による、組織に成功をもたらす基本的な考え方です。

継続して結果を出し、成長し続ける組織のサイクルは「関係の質」の向上からスタートします。

【関係の質】の向上
価値観の違いを受け入れ、相互理解が深まると、対話とお互いの尊重が生まれる
  ▽
[思考の質]の向上
人の意見からの気づきや良いアイデアが出やすくなる
  ▽
[行動の質]の向上
新たな挑戦や自発的な行動、助け合いの動きが活発化
  ▽
[結果の質]の向上
成果の実感が得られる
  ▽
信頼関係が高まり、さらに【関係の質】が向上する
 

一方、始めから「結果の質」(業績や結果に直結する行動)を追い求める場合。

強制力や勢いで一時的に結果を出せる時があるかもしれませんが、その成果は持続しません。相互理解が十分でない組織で「結果の質」が低下すると、対立や押しつけが発生し「関係の質」が低下。メンバーは自ら考えたり行動することを止め、受け身や失敗回避に傾きます。この「思考の質」の低下はそのまま「行動の質」の低下につながり、さらに「結果の質」の低下、つまり成果が出ない悪循環に陥ります。

「関係の質」の向上から始めるグッドサイクルは、一見すると、結果が出るまでに遠回りしているように見えますが、チームの成果と成長を継続するためにはメンバー同士の関係性の構築が欠かせないのです。

 

理想のチームを“みんなで”つくる

日々の業務を進めるためのコミュニケーションは頻繁にとっていても、一緒に働くメンバーの価値観や仕事に対する考え方は案外知らないままだったりします。

理想のチームや理想の仕事のやり方などについて、チームで話し合ったことはあるでしょうか?ひとり一人の考えまで知るには、そのための場を設けて時間を取らなければ、なかなか話には上がりにくいものです。

エンゲージメントワークショップは、理想のチーム・ハイパフォーマンス組織を“みんなで”つくる実践ワークショップです。

〈プログラム例〉

◉ コーポレート・アイデンティティ(共通言語)の共感・理解・浸透
理念・ビジョン・行動指針などについて、ひとり一人の声を拾い上げ、共感を生み出しながら、共通言語を見える化する。
◉ 団体の強み(価値)と弱みの理解・共有
全員で行うSWOT分析により、所属する団体の強み・弱みについて理解を深める。強みはホームページや会社案内などの形で表現され、営業トークやPRにも活用。
◉ チームビルディング
お互いの違いを理解し、協力しあう「チーム」づくりを体感できるワーク。コミュニケーションにはそれぞれ癖があることを理解し、相手の話に耳を傾けながら、自由に発言しあうチームを生み出す。
◉ 業務改善・CI定着のアクションプラン
業務改善・サービス向上に現場の声を活かす。また、CIを社内外へ告知・浸透するためのアクションをチームで生み出す。自分たちの声が反映されることで、社員エンゲージメントが向上。


経営者の方にとっては、「今さらそんなことにわざわざ時間を割く必要があるのか」と感じるものや、「業務のやり方くらい自分たちで好きに変えれば良いのに」と思うものもあるかもしれません。

ですが、現場の社員はこのように考えています。 ― 今のやり方を変えたいけれど、とりあえず目の前の仕事を片付けなければ。 ― 自分は意見を言えるような立場ではない。 ― どうせ変わらないから、言っても無駄。 ― ルールだから仕方ない。みんなも従っているから我慢しよう。

これが、ワークショップに参加することによって、さまざまな変化が見られます。

✔ 社員一人ひとりが、会社のことを自分事として捉える。さらに「自分も意見を言って良いのだ」と認識し、話せるようになる。 ✔ 個人の意見が反映され、日々の業務のストレスや悩みが解消されて、効率が上がる。その経験から「声を上げることでより良くしよう」という自発的な姿勢が生まれる。 ✔ 自分の提案が採用され、顧客サービスの改善につながる経験から、自信や自己効力感を持てる。

このような社員が増え、組織のグッドサイクルを継続できる土壌が整います。

 


 

[1] 全員のベクトルが合っている [2] チームメンバーの強み・弱みを理解し、相互パートナーシップができている [3] 自由にコミュニケーションできる関係性 成果を出すチームの3つの特徴について、お届けしてきました。

ビジネス環境が大きく変化する中でも成果を出し続ける企業は、事業アイデアが優れているだけでなく、それを実行できる強いチームを備えています。

事業を前進させ、企業成長を続けるための、人材育成とチームビルディング。今こそ取り組むべき時です。チームの状態に応じて必要なプランをご提案させて頂きます。ぜひ一度お問い合わせください。


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2020 / 9.16
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