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成果を出せるチームとは?①【社員のベクトルを合わせる】

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世の中の価値観や労働市場の変化にともない、近年さまざまな業界で「社員の巻き込みが大事!」と言われています。

「社員の巻き込み」とは、円滑なコミュニケーション体制を整えることで社員が会社に積極的に関わり、一人ひとりの意見やアイデアを取り入れながら一丸となって会社の目標やビジョンの達成に向けて進むプロセスのこと。

しかし、日常業務にすぐに影響が出るものではないので、いまひとつピンとこない方も多いのではないでしょうか。

社員の巻き込みが上手くいかないと、組織はどうなるのか? 社員の巻き込みが成功しているチームには、どんな特徴があるのか?

これらを改めて確認しながら、成果を出せるチームづくりについて考えていきましょう。



社員の巻き込みができていないと、長期的な企業成長や目標達成が困難な状態に陥ってしまう場合も。具体的には、以下のような問題やリスクが生じる可能性が考えられます。

✔︎ 社員のモチベーションとエンゲージメントの低下 ✔︎ 離職率が上がり、人材が定着しない ✔︎ 事業に停滞感が生まれる ✔︎ チームワークの低下 ✔︎ 顧客満足度の低下

困ったことに、この状態でも最低限の業務は回せてしまいますが、その間に見えないところで組織は脆くなり競合との差がどんどん開いてしまうのです。

一方で、社員を巻き込み成果を出すチームにはどんな特徴があるのでしょうか?

❶社員のベクトルが合っている
❷メンバーの強み・弱みの理解とパートナーシップがある
❸自由にコミュニケーションできる関係性がある

これらは社員のエンゲージメントを高め、チームで成果を出すための土台となります。 まずは「❶社員のベクトルが合っている」について解説していきます。



社員のベクトルが合っている状態とは、組織やチームにおいて目指すべき方向をメンバー全員が理解し、行動や考え方がそこへ向かっていることを指します。

社員のベクトルが合っているチームの例 ✔ 全体の目的や目標が共有され、全員が納得・共感している
✔ 全体目標と、各自の担当業務がどう結びついているかを理解している
✔ 目指すゴールの状態と、到達するまでの具体的なやり方が明確になっている

ここで気をつけたいのは、上層部だけで決めた目的や目標を一方的に提示しただけでは、ベクトルはなかなか合わないということ。

目の前の業務にあたるメンバーは「忙しくて無理」「目標が高すぎる」「そもそも何でそれをやらなきゃいけないの」などと感じてしまうのです。

そこで、多忙な中でもこの状態を保ち続けるために、多くの企業で導入されているのが『OKR』と『1on1ミーティング』です。



OKRの特徴

『OKR』は、これまで多くの企業が取り入れてきた目標管理『MBO』とは目的や体制が異なります。

【MBO(Management by Objectives)】
個人の目標管理と人事評価が目的。本人・上司・人事担当のみで共有される

【OKR(Objectives and Key Results)】
会社全体の方向性を合わせるのが目的。本人・上司・人事担当をはじめ、全体で共有される

運用指標

OKRでは 1つのO(目標)に対し3個ほどのKR(成果指標)を設定します。 まず会社全体の目標と、それを測る成果を決めます。次に、会社の成果をふまえてチームの目標と成果を設定し、チームの成果をふまえて各個人の目標と成果を設定します。

このように、最終的に会社全体の目標から個人の成果までがツリー構造のように紐付くのが特徴です。

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運用方法

半年から1年を単位とする従来の目標管理手法と比べ、短い期間で運用します。そのため、優先度の高い目標3~5個に絞って取り組みます。

また、進捗は1週間ごとに確認。必要に応じて個人間やチーム間で調整し、縦にも横にも協働しながら会社全体でO(目標)の達成を目指します。



1on1ミーティングの特徴

効果的に進捗確認を行うために、OKRと併せて導入したいのが、部下と上司が一対一で行う『1on1ミーティング』です。

部下のための定期面談

従来の面談と異なるのは、「部下のための場」として実施されること。上司が部下を評価するための人事考課面談のような場ではなく、部下が自分で気付きを得て成長するのをサポートするための面談です。

ティーチングよりも「コーチング」

上司から指示したり、答えを教えるのが「ティーチング」。 一方、部下が自身の経験や状況を振り返り、自分で気付き、学びを得て次に活かす、それを促すのが「コーチング」。上司は傾聴の姿勢と効果的な質問により、部下の自発的な学びや行動を引き出すようにします。


OKRと1on1ミーティングは、併せて実施することで次のような効果が期待できます。

会社と個人の関係が変わる

OKRは、上から下へ一方的に降ろされていくものではありません。目標設定も進捗確認も、対話に基づいて進められます。このことから、自分も全体の一部として参加し、取り組んでいるのだという意識が醸成されます。「会社vs個人」のような対立する2つのものではなく、相互に影響し合う、一体の関係性になっていきます。

自分の成長が、会社への貢献になる

個人が目指すところと会社全体の目的が常に紐付き、進捗状況に応じて調整したり協力し合いながら進めることができます。自分の成長と会社への貢献が一致しているので、日々の業務に意義ややりがいを感じながら取り組むことができます。

他にも、 ✔︎ 全体の中での役割を理解し、自分の存在価値が感じられる ✔︎ 組織全体で共有され、可視化されるので、不信感が取り除かれる ✔︎ 自分の取り組み方や考え方をきちんと見て評価されているという信頼感がある ✔︎ 自分が日々やることと会社のビジョンがつながるので、業務に納得感を持てる ✔︎ 縦(上司と部下)や横(他のチーム)と連携しながら進めるので一体感が生まれる
など、OKR+1on1の仕組みを取り入れることで、全体のベクトルを合わせながら進み、会社と個人の間に良好な関係性を構築することができます。


ここまで、社員を巻き込み成果を出すチームの特徴【❶社員のベクトルが合っている】について解説してきました。

次回の記事では特徴【❷メンバーの強み・弱みの理解とパートナーシップ】について見ていきます。




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