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次世代メンバーを巻き込んだ採用力強化ブランディング【社会福祉法人 安代会|チームビルディング】

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岩手・秋田の県境にある八幡平市安代地区の社会福祉法人 安代会(あしろかい)さま。地元で信頼されている人気の福祉法人です。

これまで、人材育成や若手採用を順調に進めてきましたが、時代の変化とともに人材の確保が年々困難に。

この先、さらに状況が悪化していくのではという危機感を抱く中で、お問い合わせをいただきました。



1.課題

❶ 若手減少に対応できるよう、リクルート力を強化したい
❷ 全国から働き手が集まるような介護施設をつくりたい
❸ 将来を担う次世代のリーダーを育成したい

《 依頼のポイント 》 若手減少に課題を感じ、より一層の採用力強化を検討していました。また、将来を担う幹部人材を育成することも視野に入れながら、先行きの見えない困難な時代を乗り切る人材と組織を作りたいと考えていました。



2.解決の方向性

消費者や顧客、社内外の人から支持され続ける企業であり続けるためには、自社の魅力を打ち出し、競合他社と圧倒的な差別化を図ることが欠かせません。

そこで、次世代を担うメンバーが集まりプロジェクトチームを組み、一丸となってブランディングに取り組むことになりました。

ブランディングのポイントは以下の3点です。

[1]移住してでも働きたい、と思えるくらいの魅力を打ち出す 地元で若い世代が減少していることは事実。他の地域から移住してくる人を増やすことも視野に入れなければ先行きが厳しそうな状況でした。そのため、「移住してでも安代会で働きたい」と感じてもらえるように、自社の魅力を磨き上げる必要がありました。

[2]全国でも際立つ、オリジナリティを構築する 全国に数ある社会福祉法人の中で求職者から選ばれるためには、際立つ特徴や独自の取り組みが必要です。魅力ある新しい取り組みを企画する力、そして計画的に遂行する力が鍵となります。

[3]内部をしっかりまとめ、ベクトルの合ったグッドチームを育成する ここで働き続けたいと思ってもらうためには、人間関係を含めた職場環境をさらに向上させることが重要です。また[2]のような新規事業を推進していくためにも、社内の協力姿勢が欠かせません。新しい取り組みや体制づくりには反発が起こることもありますが、そこを乗り越え一丸となるチームづくりがポイントとなります。



3.実際の構築ステップ

  • 幹部層関係強化「ストレングスマネージャー研修」
  • 全社員巻き込み「エンゲージメントアンケート」
  • ブランディングチーム発足「エンゲージメントワークショップ」
  • 新規事業構築「事業開発スプリント」
  • 全社員協力姿勢向上「ストレングスファインダー」
  • 行動サポート「OKRコンサルティング」

❶自分たちの声から作り上げる会社の未来像

まずは「ストレングスマネージャー研修」でコミュニケーション基盤を整えた後、安代会の魅力を発見するワークショップに取り組みました。

エンゲージメントワークショップ 参加メンバーの声と全社員アンケートの結果から、自社の魅力や理想のチーム像、大切にしたい価値観などを発見し、共有していく2日間のワークショップ。まずはメンバーの声をまとめ上げ、それを元にこれからどのような行動をするかを計画し、事業開発に活かす。

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ワークショップ終了後、社員へのヒアリングを実施することになりました。これからの安代会でやっていきたいことや改善していきたいこと、普段は話さない会社の未来や、日常では話しにくいことを共有することができました。一致団結の協力体制が徐々に出来上がっていき、今後の新規事業展開をスムーズに行うための土台が整いました。


❷自社の強みを活かす事業プランづくり

エンゲージメントワークショップでまとめ上げた自社の魅力。それらを上手く活かし、競合との差別化となる新規事業・サービスを生み出します。

事業開発スプリント アイデアが出ない・考えがまとまらない・何から手を付けたら良いかわからない…。そんな、事業開発で陥りがちな状況を突破するワークショップ。本当にできるの?という不安やネガティブな要素を共有する「クエスチョン」、ターゲットの動線を構築する「MAP」、アイデア出しの下地となる「ライバル・ベンチマーク調査」など、ステップを追ってワークに取り組んでいく。アイデアのままで終わらせず実行計画まで落とし込み、優先順位や担当者、スケジュールなどを決定。あとは実行あるのみ、という状態まで2日間で仕上げる。

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不可能だと思われるようなことでも、チームで力を合わせることで実現に近づける事業開発手法です。モヤッとした状態・関係性・不安などを突破していくことが、ブランディングにおいては非常に大切です。


❸「強み」や「らしさ」を伝えるツール

ワークショップで決まった内容をもとに、「自分たちらしさ」や「強み」をデザインとして表現していきます。
▼ロゴ・コーポレートアイデンティティの策定

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▼リクルートサイトのリニューアル

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▼リクルートパンフレットのリニューアル

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4.まとめ

チームでのワークショップを経て、安代会の「強み」や「らしさ」が明確になり、それらを伝えるツールが完成しました。

当初の目的だった採用応募者への訴求効果はもちろんですが、他にも利用者やその家族、地域の人々や協力会社など、さまざまな人の目に触れ、会社の姿勢を伝えるものになりました。

また社員にとっても、上層部から与えられたものではなく自分たちの声から作り上げた指針は、いつでも立ち返るべき拠りどころとなるはずです。

共通言語を持ち、同じ目標に向かって力を結集する組織は、外部環境の変化にも惑わされることなく強烈な輝きを放っていきます。

BEFORE

  1. 地元の若い世代が減少しており、人材確保に不安がある。数ある社会福祉法人の中でも全国に知られ、人材が集まる施設をつくりたい。
  2. 会社の将来を担う幹部人材の育成に取り組み、これからの時代を乗り切る人材と組織を作っていきたい。

AFTER

  1. 自社の「強み」や「らしさ」を社員の声からまとめ上げ、それを表現したCI策定、各種ツール、リクルートサイトとパンフレットのリニューアルを行った。
  2. 次世代を担うメンバーを中心に、他の社員の声も拾い上げながらブランディングプロジェクトを進めた。会社の未来の事や、日常で話しにくいことを共有でき、一致団結の協力体制が徐々に出来上がっていった。
<ブランド情報>
社会福祉法人 安代会
〒028-7604 岩手県八幡平市丑山口27番地5
https://www.ashirokai.jp/



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