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『原点思考』の特徴&活かし方【ストレングスファインダー®資質解説】|ALL BRANDING WORKS

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ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)は、アメリカの世論調査会社Gallup社(ギャラップ社)が開発した「才能発見ツール」。Webテストで177個の質問に答えることで、自分の強みや才能を表わす「資質」を知ることができます。

この記事では、Gallup認定コーチが資質の特徴や活かし方を解説! 7,000人/200社以上のストレングスファインダー研修から得た経験と知識をお伝えします。

個人とチームのどちらにも活かせる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!

今回は34資質の中から、歴史や出来事をさかのぼって把握し、現状理解や未来予測に活かす『原点思考』について解説します。


『原点思考』とはこんな人!過去について考えることが好きな人。 歴史や出来事をさかのぼって把握し、現状理解や未来予測に活かす。

原点思考:Context <戦略的思考力> TOP5出現率ランク:[日本]27位 [世界]30位

考えの起点が“過去”にあります。 物事を理解するとき、まず歴史や成り立ちをたどろうとします。 歴史や事例から学ぶことで、本質にたどり着くことができます。


✓『原点思考』の特徴
  • 過去を振り返る、過去を知ることが好き

  • 現状を理解するために、過去や背景を把握しようとする

  • 人の経歴やこれまでのことを知ろうとする

  • 起源に興味がある

  • 事例や過去の出来事から将来を見通したり、本質にたどり着くことができる

  • 取り掛かりやスタートダッシュが遅い

  • 過去が忘れ去られることが嫌い

考えの起点が過去にあり、物事の原点に立ち返って成り立ちや事実を把握することで、現状を理解したり未来を予測しようとします。 英語名では、文脈を示す“Context”と言います。

口癖は“そもそも”。「こうなった背景はなんだろう」「なぜ、こうなったのか」「どんな歴史があるのか」など、起源やルーツに興味があります。また、現状を正しく理解するために、出来事の時系列を把握したり正確な情報を求めます。

現在を理解するには、目の前の出来事だけでは不十分だと考えます。今とは過去の積み重ねの結果なので、過程を知る必要性を強く感じているのです。

『原点思考』を上位に持つ人は、会議中などに「現状に至るまでに何が起きたのか?」「なぜ、こうなったのだろう?」と、背景や理由が気になっていることでしょう。初対面の人と会うときなどは、育ってきた環境や相手の実績などから、人となりを理解しようとします。

“事実”を重視し、公にされている情報や信憑性の高い情報源を信じます。教科書に載っているような出来事に興味を持ち、歴史好きな人や、偉人・成功者の自伝などが好きな人も多いです。周辺情報も熱心に調べるため、雑学を持っていたり博識な人もいます。

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嫌いなことは、過去が忘れ去られてしまうこと。伝統が失われることや、歴史が忘れられてしまうことが好きではありません。

また仕事では、出来事から学びを得なかったり、振り返りをせずに次に進むことにも抵抗感を感じやすい傾向があります。“やりっぱなし”タイプの人と仕事をするのは、ストレスに感じるかもしれません。

得意なことは、過去や歴史から学ぶこと。表層的な理解ではなく、成り立ちや仕組み・成功の秘訣などを掴むことで、根本にある“本質”にたどり着く力があります。

その知識を応用して、事例などから知識やノウハウを見つけて活用したり、将来への予測や対策に役立てることもできます。問題が起きるメカニズムを掴んで根本的な問題解決ができるようになったり、参考となる事例を見つけることができます。

また、「そもそも何のためにあるのか」を問い直すことで、現状の見直しにも力を発揮することができます。人によっては、歴史やミステリーなど、解明されていない事実の探求に尽力することもできるでしょう。

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『原点思考』は、過去の振り返りを必要とするため、スタートダッシュの遅れや、機動力に欠ける面もあります。

特に、初挑戦の案件や前例のないものは、現状を理解するための情報や手掛かり不足で、取り掛かりに時間がかかってしまいます。

また『未来志向』のように、将来やゴールに関心が高く、想像や仮定の話が中心となる場合も事実把握がしにくく、「自分が何をしたら良いのか分からない…」「予測で動いて、行動が無駄になるのでは…」と不安やストレスを感じやすい傾向があります。

情報収集力を高めたり、人に協力してもらうようにしましょう。また、習わしや過去へのこだわりすぎにも注意しましょう。

人より動き出しが遅れたり、すぐに形にすることが苦手かもしれませんが、一度コツを掴めば、大きな強みを発揮できる人でもあります。自分なりの勝ちパターンを見つけていきましょう!


ストレングスファインダーの資質1つ1つに2面性があります。才能が開発されて、長所や自他に良い影響を与える「バルコニー」の状態。もう1つが、未開発で短所として使われている「ベースメント」の状態です。

ここでは『原点思考』のバルコニー/ベースメントの“あるあるネタ”をご紹介します。


✓『原点思考』のバルコニー(長所)

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●過去の経験から成功のヒントを見つけるのが得意 歴史や事例、伝記、これまでの出来事などから、知恵や成功の秘訣を学び取る力があります。「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」を振り返りながら、本質的なポイントを見つけることができます。過去の経験をヒントにしながら、自分やチームの活動に活かしたり、問題解決の糸口を見つけたりすることができるでしょう。日々の活動を振り返り、上手くいったことや改善点を整理しておくと、強みがさらに活かせます。

●ストーリーや伝統を語り、つなぐことができる 過去の出来事や経験をよく覚えていて、それを語ることが得意です。また、調査や記録を丁寧に行い、確かな情報として残していくことができます。歴史や文化、チームの歩みや大切にしてきた考え方などを語り継ぎ、次の世代につないでいく役割にも向いています。組織の価値観やストーリーを伝えることで、チームのモチベーションや一体感を高めることにも貢献できるでしょう。発信が苦手な場合は、『コミュニケーション』など【影響力】の資質をもつ人と協力するのもおすすめです。

●目的や本来の意義を見失わない 物事の目的や意義を大切にしながら行動することができます。そのため、目標から外れた動きや、本来の趣旨と違う進め方にも敏感に気がつきます。「そもそも何のためにやるのか」という視点を示すことで、チームを正しい方向へ導くことができます。目的を共有しながら進めることで、目標達成に向けてチームを支える存在になれるでしょう。


✓『原点思考』のベースメント(短所)

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●変化対応に時間がかかる 過去への関心や習慣を踏襲する傾向があり、変化対応に時間がかかるタイプです。順応するのに時間が必要ですが、これまでに経験したことから活かせることはないか?どんな情報やサポートがあれば、適応しやすいかを考えてみましょう。また、スタートダッシュが遅い傾向にあるため、情報収集や整理を工夫したり、協力者を得ることで無駄な時間を作らないようにしましょう。その道に詳しい人を見つけて頼るのも良い方法です。

●やり方・考え方など、過去にこだわりすぎる 過去を振り返ることや、これまでの“自分の型”にこだわりがあり、固執してしまうことがあります。また、過去の辛い経験や失敗が行動の足かせになることもあります。ブレーキを掛けすぎないように心掛けましょう。将来やゴールなど先々の事を考える『未来志向』や、過去や未来ではなく今に関心がある『適応性』など、異なる時間軸をもつ資質の人もいます。ときには、それらの資質をもつ人の考え方や視点も取り入れつつ、柔軟に対応していきましょう。

 

資質を強みとして使い、生産的・安定的にパフォーマンスを発揮するようになるには、資質の深い理解と経験と知識を重ねながら、シチュエーションや条件、ベースメントの抑え方をマスターするなど、再現性を高めていくことが大切です。

『原点思考』のモチベーションスイッチが入りやすいポイントを理解すると、スムーズに本来の力を発揮できるようになります。

ここでは一例をご紹介します。 ご自身で挑戦してみるもよし、『原点思考』が高い人に対して試してみるもよし。ぜひ活用して、自分なりのスイッチの押しポイントをつかみましょう。

『原点思考』の活かし方・モチベーションスイッチ例

 □ 物事の全容を正しく理解したいとき  □ ルーツを知り、重要性や希少性、大切にしていることを理解する場面  □ 事例や事象から、知識やノウハウを得ること  □ 仕組みや原因など、根本や本質を突き止めようとするとき  □ 議題やテーマに関連する情報を収集したいとき  □ 将来予測のために現状や過去のデータを分析する  □ 歴史や伝統・文化を語り継ぐ役割

これらは一例です。

『原点思考』と併せ持つ上位資質によっても異なります。ぜひ、ご自身なりの得意技の繰り出し方を研究してみましょう。

『原点思考』は過去を振り返り、成り立ちや本質を理解できます。現状理解や、将来をより良くするための方法へと、知識を応用することができます。上記のような工夫を、できるだけ取り入れてみましょう。

どういったアプローチをすると本質にたどり着けるかを考えましょう。自分の体験を振り返ることも有効な手段です。

機動力を高めるには、まず自分が何を知りたいのかを明確にすることから始めましょう。

必要なことが分かれば行動に移したり、協力者を探すことができます。また、効率的に情報収集を行えるよう『収集心』の人に依頼したり、『規律性』『目標志向』『分析思考』などの人に事実整理や段取りを組んでもらったり、今何をするべきかを考えることが得意な『適応性』に協力してもらうこともおすすめです。ご自身が動きやすくなるために、環境をすばやく整える工夫をしましょう。

 

『原点思考』を上位にもつマネージャーが、リーダーシップや部下育成に資質を役立てていく際に、得意なスタイルがあります。

①信頼関係構築 ②思いやりの示し方 ③安定感の生み出し方 ④希望の与え方と注意点 こちらの4つのポイントに沿ってお伝えしていきます。

✓『原点思考』マネージャーの得意なリーダーシップ

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①信頼関係構築:体験談を話す 身の上話や過去の体験談を交えて話すことで共感を得たり、相手との距離を縮めることができます。自分の人となりが伝わり、親近感を与え、関係を築きやすくなります。

②思いやりの示し方:相手のルーツや考え方を理解する 相手の人となりに関心を持ち、会話から良好な関係性を築くことができます。また、育った環境や家族構成・経歴などから、相手の考え方や背景を理解することができます。

③安定感の生み出し方:過去から学びや教訓を得る 過去の経験や得た知識をメンバーに伝え、参考にしてもらいましょう。体験談には説得力があります。成功体験と失敗体験、どちらも話せるようにしましょう。

④希望の与え方:将来を見通したり、ビジョンを掲げる 過去の出来事や経験を振り返ることで、今後起こりうることを予測したり、対策を考えることができます。また、チームが大切にしていることや目的を伝え、チームの結束力やモチベーションを高めることができます。


✓『原点思考』マネージャーの注意点

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①変化や挑戦に消極的になる 前例のないことに対して腰が重たかったり、時間をかけてもなかなか決断を下せなかったりする姿を見て、メンバーから「変化への対応力が低い人だ」「優柔不断で頼りにならない人だ」と、思われてしまうことがあります。決断のための情報が不足していることを伝え、メンバーから理解や協力を得るようにしましょう。

②過去の出来事にとらわれて相手の変化を捉えられない 面談やアドバイスをするときに、相手の過去にとらわれすぎないように注意しましょう。過去の失敗を持ち出したり、相手の性格はこうだからとレッテルを貼りたくなってしまうかもしれません。確かに、現状の結果は相手の思考、行動や決断によるものですが、これからの挑戦が同じ結果になるわけではありません。これまでのことは参考にしつつ、どのようにすれば相手らしい成果に繋がるかを話し合うようにしましょう。

『原点思考』のマネージャーは、チームを成功に導く、適切な手法を選ぶことができます。また、経験を活かし、失敗を繰り返さないようにすることができます。

 

資質の特徴&活用法まとめ

『原点思考』とは... 過去について考えることが好きな人。歴史や出来事をさかのぼって把握し、現状理解や未来予測に活かす資質です。

こんな風に能力を発揮! ● 過去の経験から成功のヒントを見つける ● ストーリーや伝統を語り、つなぐ ● 目的や本来の意義を見失わない

資質を活かすためには、過去を振り返り、成り立ちや本質を理解することを心掛けると良いでしょう。現状理解や、将来をより良くするために活かす方法を考えましょう。

ベースメントにはこう対処する! ●変化対応に時間を掛けすぎない ●やり方・考え方など、過去にこだわりすぎない

また、『原点思考』を活かしやすい場面や仕事は、次のようなものがあります。

✓ 物事の全容を正しく理解したいとき
✓ 現状の見直しや改善・ブラッシュアップの方法を考える
✓ 事例や事象から、知識やノウハウを得ること
✓ 仕組みや原因など、根本や本質を突き止める仕事
✓ 議題やテーマに関連する情報を収集したいとき
✓ 将来予測のため、現状や過去のデータを分析する
✓ 歴史や伝統・文化を語り継ぐ役割を担う
✓ 目的や意義を伝え続ける役割

同じ資質を持っていても、他に持つ資質の組み合わせによって、一人ひとりの異なる使い方や、個性を生み出しています。

それぞれの資質について理解を深めながら、ご自身やチームのために強みを発揮できる機会を増やしていきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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