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企業イメージを刷新し、想いに共感する人材獲得へ【株式会社丸山自動車|企業ブランディング】

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新潟県三条市に本社を置き、県央エリアや新潟市内で事業展開している、株式会社丸山自動車さま。

自動車整備・鈑金修理・新車中古車販売・保険販売・レンタカー事業など、カーライフをトータルでサポートする事業を手掛ける、従業員数200名超の企業です。

弊社のお客さまを通じて「ブランディングを依頼したい」というお話しをいただき、今回のプロジェクトが始まりました。


1.課題

採用において売り手市場が続く中、丸山社長も人材採用・育成の面で課題をお持ちでした。

丸山自動車さまは、「車検のコバック」「鈑金のモドーリー」「ポケットカーズ」などをフランチャイズ経営し、知名度の高いサービスを多く手掛けています。

サービスネームが世間に広く知られていることはメリットでもありますが、同時に「丸山自動車」の社名が認知されにくいという弊害もありました。

また、若い世代の方々は自動車業界への興味も薄く、「丸山自動車」という社名が就職先の選択肢に入りにくいのではという懸念もありました。

丸山自動車さまの社員は「地域の人々のカーライフをトータルでサポートし、暮らしを豊かにする」という想いのもと、さまざまな事業に取り組んでいます。

一方で、会社のことを良く知らない状態の学生さんが「地方都市・三条」と「自動車屋」から想像するのは、整備工場で工具を持ち、真っ黒になっているようなイメージ。この認識の違いが、採用活動にも影響していたのです。

実際に、大手採用サイトなどにも毎年かなりのコストをかけていましたが、応募者数は年を追うごとに半減していくような状況でした。


2.解決の方向性

生活に車が欠かせない新潟の人々のカーライフ全般をサポートする事業展開と、それに携わる200名超の社員を抱えている丸山自動車さま。

整備の専門職だけでなく、営業や販売、人事・総務などのさまざまな職種に幅広い人材が必要であり、そのために採用活動のPRや人材教育の仕組みづくりにも注力してきました。

しかし、その手応えがいまひとつ感じられない中、次の一手として丸山社長が考えたのは「丸山自動車」ではなく「マルヤマグループ」という新たなコーポレートブランドを作り、見せ方を変えること。そのためのブランディングに取り組むこととなりました。

そこで、地域に貢献する事業展開に共感し「ここで働きたい」と思ってくれる人材が今よりもっと増えるよう、まずはブランドとして打ち出すビジョンを固めるところからスタートしました。


3.実際の構築ステップ

  • タグライン

  • ブランドメッセージ

  • ロゴ

  • ホームページ

ブランドの決意を込めたメッセージ

カーライフを支える総合商社「マルヤマグループ」に名前を変えてブランディングする上で、まずはグループとして社会に対して発信するメッセージが必要です。

将来のビジョンや社員に対する考え方など、丸山社長の想いを細かくヒアリングして文章に落とし込み、タグラインとブランドメッセージにしました。

経営理念はもちろんのこと、「車のテーマパークを作る」という夢など、もともと丸山社長の中に明確な考えやビジョンがあった。それらを形にしてすり合わせを重ねた末に出来上がったメッセージ。

大切にしたいものと将来への展望を表すロゴ

丸山自動車さまは、地域・お客様・社員の3本柱を大切にしてきた企業です。新しく作るグループロゴにも、地域の発展、お客様の暮らしの向上、社員の幸せなど、これからも大切にしたいキーワードを込めたモチーフを採用しました。
人と人が交わり、道と道が交わって合流し、未来へと向かっていくイメージ。ブルー系のカラーで、将来性や誠実さといった印象を与える。

新たな企業イメージで自社の存在価値を訴求

ホームページは、赤をキーカラーとし、フランチャイズ事業のイメージが連想されやすいデザイン。実は、今回のプロジェクトの前にホームページをフルリニューアルしたばかりでした。

予算面を考えると、短いスパンで再度リニューアルするべきかという迷いもあったそうですが、一番の懸念点は採用への応募人数が半減している状況。緊急性があると判断し、今回のブランディングに合わせて再度リニューアルすることになりました。

自動車整備は重要な事業のひとつですが、新潟の人々の生活の足を支える幅広い事業を手掛けていることも、丸山自動車さまの大きな特徴です。その意義や企業としての存在価値を伝え、それに共感してくれる人材を集めるのが、今回のリニューアルの大きな目的のひとつでした。

ホームページと採用サイトともに「車を直す会社」から「地域とお客様の明日の幸せを創る会社」へと見え方を変えるため、ロゴやブランドメッセージの提示と、全体のカラーやイメージ画像の変更を行いました。

家族と過ごす幸せや地域の明るい明日をイメージさせるビジュアルと、新しいグループロゴ、ブランドメッセージを提示したトップページ。

4.まとめ

タグラインとブランドメッセージはホームページや採用サイトに掲載されているほか、ラジオCMでブランディング広告としても流れています。ラジオは車の利用シーンと親和性の高い媒体であり、今回のターゲットに対して非常に効果的な広告となりました。

弊社社員の家族や友人などからも、ラジオで聞いたことがあると声が挙がるなど、県内でマルヤマグループの考え方が広まっているのを実感しています

既存事業に加え、新たにガソリンスタンド「コバックステーション」をオープンするなど事業を拡大し、これまで部署ごとに異なっていたユニフォームを統一リニューアルするなど、マルヤマグループとして躍進を続けています。

BEFORE

  1. 手掛ける事業のサービスネームは知名度があるが、社名自体の認知が低い
  2. 「地方都市・三条」×「自動車屋」のイメージや自動車業界全体の人気低迷から、採用の応募者数が減少している

AFTER

  1. カーライフを支える総合商社「マルヤマグループ」としてイメージを一新
  2. 企業のビジョンや存在価値を打ち出し、事業の意義への共感とともに会社を認知してもらう

<企業情報> 株式会社 丸山自動車[マルヤマグループ] 〒955-0093 新潟県三条市下須頃621番地5 https://maruyama-j.co.jp/

※記事内容は取材当時のものです




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