信頼される企業になる！企業ブランディング成功の５ステップ

みなさまの会社では、ブランディングを意識した活動に取り組んでいますか？

ブランディングとは、「顧客や社員に支持される」ことを目的に行われる企業活動のこと。自社の魅力を見える化し、ターゲットに伝える重要なプロセスです。

商品やサービスの集客・販売力向上はもちろん、採用力の強化や社員育成など、会社運営のさまざまな場面にブランディングは大きく影響します。顧客から支持される企業ほど、徹底したブランディングを実践しているのです。

今回は、支持される企業になるための企業ブランディングの構築手順を５つのステップで解説します。

成功する企業ブランディング５ステップ

【Step1】企業独自のストーリーや文化を発掘する

支持される企業になるためには、自社独自のストーリーや企業姿勢を明確に提示することが大切です。会社の成り立ちや歴史、ビジョン、強みや特徴、行動指針などを掘り下げ、経営者や社員が抱く想いを整理しましょう。

このプロセスは、経営者へのヒアリングやワークショップを活用するのも効果的です。

他社にはない、自社ならではの「文化」を明確にすることが大切です。

【Step2】企業の考え方や姿勢を明文化する

Step1で発掘した企業のストーリーや価値観を明文化しましょう。具体的には以下のような要素を整理すると、企業の方向性がより明確になります。

企業理念・ミッション（存在意義）

ビジョン（目指す姿）

バリュー・強み（企業の価値）

ストーリー（歴史や文化）

行動指針（社員の行動基準）

【Step3】企業姿勢を社内に浸透させましょう

企業姿勢（コーポレート・アイデンティティ）は、社員に共感されてこそ意味を持ちます。

そのため、社内教育はもちろん、日常業務のあらゆる場面で企業の価値観に触れられるようにすることが大切です。企画・製造・広報・販売・教育・運営など、すべての業務活動に企業の考え方を浸透させると良いでしょう。

また、社員とともに企業姿勢を築く方法も有効です。現場の声を反映することで、共感性の高いブランディングが実現できます。

【Step4】企業の強みや個性を商品・サービスに反映させる

みなさまの事業におけるサービス・商品の特長は何でしょうか？

自社の強みや個性を「商品・サービス」に落とし込むことで、競合との差別化を図ることができます。

さらに、ブランドストーリーと組み合わせることで、より強いメッセージを世の中に発信することができます。

【Step5】企業ブランドの価値を高めるデザイン

企業の理念や強みを多くの人に伝えるためには、適切なデザインが重要です。

ロゴマークやタグライン、商品パッケージ、ホームページ、パンフレットなど、目に触れるすべてのデザインを統一し、ブランドの一貫性を保ちましょう。

こうすることで共感を集めやすくなり、企業ブランドの価値が高まります。

得られる５つのメリット

ブランディングを行うことで、以下のようなメリットが得られます。

✔︎ 価格競争に巻き込まれにくくなる！ 価格を武器にしなくても、自社のブランド価値を評価してもらえるため、価格競争に巻き込まれにくくなります。

✔︎圧倒的なブランド価値を築き、ライバルと差別化できる！ 独自の価値を明確に打ち出すことで、競合他社との差別化が可能になり、市場での存在感を強めることができます。

✔︎ 顧客に支持されやすく、ファンやリピーターが増える！ 企業の理念や価値観に共感してくれる顧客が増え、単なる顧客にとどまらず、長期的な良い関係性を築くことができます。

✔︎広告費・採用費などのコストを削減できる！ ブランドの認知度が上がることで、広告や採用活動のコストを抑えながら、自然と人やビジネスの機会が集まりやすくなります。

✔︎社員のモチベーションが向上し、組織が活性化する！ 企業のビジョンが明確になることで、社員のエンゲージメントが高まり、社内の一体感やモチベーション向上につながります。

企業ブランディング成功事例

事例❶　archi-label　株式会社鈴木組

アーキレーベル（株式会社鈴木組）さまは、シンプルな造形美と普遍的なデザイン、そして耐震性の高い工法を活かし、理想のライフスタイルを実現する提案を強みとする住宅建築業社です。

ブランディング以前は、集客はできていたものの、企業の想いや価値が十分に伝わっていませんでした。そこで、「自社の価値を理解した上で、家づくりを依頼してくれる顧客を増やす」ことと、「企業の価値を体現したツールを制作する」ことを目的にブランディングを実施しました。

【得られた成果】 ⚫︎Webサイトやパンフレットの反響が増加した ⚫︎「強の美。」というタグラインで独自の建築構造の価値を的確に表現できた ⚫︎市場におけるブランド価値の認知が向上した ⚫︎提案に納得して家づくりを依頼する顧客が増加した

ブランドイメージを体現したタグライン：「用の美」という言葉からきており、「家づくりにかける思い」や「暮らしの中でふと感じる美しさ」を見出すことで、ブランドとして今までにない理想の家づくりの基準が確立されました。

会社案内パンフレット：取引先をはじめ、社員の方にも会社の理解を深め、社内の魅力や強みを伝えるパンフレット。紙の質感や佇まい、黒の文字をあえて箔で刷るなど、細部までこだわることで、アーキレーベルのブランドとしての上品さや地位を的確に表現。

ブランドコンセプトシート：アーキレーベル全社の家づくりにかける思いやコンセプトが全て掲載されており、アーキレーベルの家づくりが想像できる冊子となっている。カードの紙質や色も厳選して制作にあたった。

事例❷　MAD PRODUCTION

映像制作会社 MAD PRODUCTIONさまでは、社内のコミュニケーション活性化と業務効率向上を目的に、インナーブランディングのワークショップを実施。また、自社の価値を明確に伝えるためのリーフレットやブースデザインを実施しました。

【得られた成果】 ⚫︎離職率が低下し、組織が活性化した ⚫︎社員同士の理解が深まり、業務効率が向上した ⚫︎インパクトのあるイベントツールにより受注が増加した

インナーブランディングの取り組み

インナーブランディングワークショップを実施。離職者続出から一転、コミュニケーションの活性化と業務効率化を図り、社内に互いを思いやる協同姿勢が生まれました。

オリエンテーションでは、社員向けのストレングスファインダー基礎講座を実施。いつも働く同僚の強みや弱みを改めて共有し合った。

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アウターブランディングの取り組み

2日間のビジネスイベントに出展をすることになり、自社のサービス・事業内容を理解してもらうためのリーフレットとブースデザインを制作。短い期間ながらも、約20件の商談。ブース来場者数200％増加を達成しました。

インパクト重視の会社紹介リーフレット。動画制作会社ということで、カメラを意識した見た目に仕上げた。蛇腹形状のパンフレットに、レンズを意識させる丸型の型抜きを施した。

コンパクトなサイズながらも、蛇腹にすることでページ数が増え、より効果的に情報を伝えることができる。

イベント時のブースも制作。冊子で登場したキャラクターをあしらい、世界観を統一した。

今回は、企業ブランディングを成功させるための５ステップと、具体的な事例をご紹介しました。

私たちアドハウスパブリックは、企業のストーリー発掘から社内浸透、デザインを通じたブランディング強化までトータルでサポートしています。

また、会社案内・イベント用リーフレット・新商品のパッケージデザインなど、幅広い制作物のご提案も可能です。

企業ブランディングに関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください！

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