企業ブランディングって一体なに?どんな効果があるの?
近年ブランディングって言葉をよく耳にするようになってきました。企業にとって非常に重要な戦略ですが、その内容について理解している方は多くはないでしょう。今回は企業がブランディングをする意義についてお話しします。
ブランディングの語源ですが、カウボーイが放牧している牛に自分の紋章や名前を形取った焼き印を押す行為を「ブランディング」と言っていました。 自分と他の牛の見分けがつくように行なっていた行為ですが、今では企業・商品や、地域または個人など、様々な単位でブランディングという言葉が使われています。
現代のビジネスの中で行われているブランディングの意味は下記にまとめられます。
①他との差別化を明確にすること ②他と違う魅力を打ち出して注目を集め、付加価値の高いビジネスを行うこと
BtoB、BtoC、CtoCのどのビジネスモデルでも競合が必ず存在します。「機能面で優れている」、「サービスで優れている」、「ニーズが合っている」、「信頼関係がある」など、あらゆる理由があり自社の商品が選ばれていくわけですが、競合より優っている部分がなければ自社の商品が選ばれることはありません。
また今の時代はネット社会ですから、競合が全国に存在するといったパターンもよく聞きます。
そういった激しい競争環境の中で、どうやって自社の商品が選ばれていくのでしょうか。
まずは、自社の会社や商品の持つ「強み」や「魅力」を明確に表現する事です。
そして「あの会社は信頼ができる」「あの商品は素晴らしい」と、自社の強みや魅力がターゲットに記憶され信頼される状態になる事を目指します。
そのために一貫したイメージやメッセージを継続的に送り続け、自社の思想や商品に共鳴するファンを増やしていく事が重要です。
これがブランディングの役割となります。
■ブランディングがもたらす効果
ブランディングは、人・もの・金・情報の4大資源を自社に呼び寄せる重要経営戦略と言われています。
昔から企業や組織にとって風評や評判は商売を進めていく上で非常に重要なものでした。日本でも「のれん」「看板」と言われていましたよね。
あそこの企業ならば安心できる・信頼できるという意味が込められていますが、ブランディングとはその企業の信頼できる「証」を打ち出していく作業となり、企業活動全般にメリットが発生します。
代表的な対外的なメリットは下記となります。 ①認知力向上 ②競合との差別化 ③品質保証 ④信用力の向上 ⑤プレミアム効果 ⑥ファン層の拡大 ⑦取引力の拡大
ブランディングに成功している企業は、独自の個性が対外的な評価を生み出し、世間的に信頼を得ることが可能になります。
会社名・商品名を聞くだけで安心・信頼してもらえたり、少し高額でも安心して購入してもらえるといったメリットが生まれます。
また独自のファン層が構築されたり、外部パートナーや取引先など応援してくれるパートナーが増える事も企業活動にとって大きなメリットをもたらします。
ブランディングは社内にも大きな影響を与えます。 対内的なメリットは下記となります。
①目的の共有による一体感 ②社員満足度・エンゲージメントの向上 ③協力姿勢の向上 ④顧客満足度の向上 ⑤社員の情報発信 ⑥採用力の向上 ⑦離職率の低下 ⑧人材育成力の向上 ⑨ミス・ロスの低減
社内で働く社員達が、会社の掲げる目標に共鳴し能力発揮しだします。そして社内で力を合わせ協力的に働くようになります。 すると自ずと顧客サービスが向上し、提供するサービスの品質が向上し、ファンの増加に貢献します。
ブランディングは人材面でも多くのメリットをもたらします。
まずは採用。想いに共鳴した理想の人材の確保が可能になります。
次に現職員のエンゲージメント(愛社精神)が上がり、離職・休職率の低下に効果があり、高品質なサービス提供の体制が整います。
次に人材育成。会社の大切な価値観を共有した人材教育の仕組みが出来上がり、会社とともに成長する全社一丸のチームができ、企業成長の基盤が構築できます。
■自社らしさを押し出して自分達らしい優位なビジネスを!
企業ブランディングは貴社の未来を大きく変える有効な手段ではないでしょうか? 「数年後の状況に不安がある」、「次のステージにステップアップしたい」など、企業をさらに成長させたいと臨む経営者の方は、ぜひ企業ブランディングをご検討してみると良いと思います。
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