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『収集心』の特徴&活かし方【ストレングスファインダー®資質解説】|ALL BRANDING WORKS

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ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)は、アメリカの世論調査会社Gallup社(ギャラップ社)が開発した「才能発見ツール」。Webテストで177個の質問に答えることで、自分の強みや才能を表わす「資質」を知ることができます。

この記事では、Gallup認定コーチが資質の特徴や活かし方を解説! 5,000人/100社以上のストレングスファインダー研修から得た経験と知識をお伝えします。

個人とチームのどちらにも活かせる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!

今回は34資質の中から、根っからの知りたがり!役立つ情報を素早く集める『収集心』について解説します。


『収集心』とはこんな人!多くのことに興味を持つ好奇心旺盛な人。 知識や情報・アイデア・物・人間関係といった関心事を広く集めることが得意。

収集心:Input <戦略的思考力> TOP5出現率ランク:[日本]6位 [世界]6位


✓『収集心』の特徴
  • 情報を広く集めることが好き

  • 役立つと思ったものをストックしておこうとする

  • 興味の対象は情報・物・人間関係など、人それぞれ

  • 集めたものを役立てたい

  • 収集感度が高く情報収集が早い

  • 知識の幅が広く物知り

  • 洗練された言葉やスマートな会話を好む

  • 情報が入手できない場や秘密主義な環境を好まない

好奇心旺盛で、あらゆる種類の物や情報を収集します。 知識や理論武装をしたいということではなく、集めること自体を純粋に楽しいと感じます

『収集心』の人にとって、世の中やインターネットの世界は変化に富んでいて、多くの情報や知らないことがたくさんあり、刺激に満ちています。その中から、集めるかどうかの判断基準になるのは、“役に立つかどうか”。必要と判断された対象は収集、保管していきます。

関心の対象は人によりさまざまです。興味のある分野の知識や最新情報を集める人もいれば、物を収集するコレクタータイプもいます。人から情報を得ることを楽しむ人もいて、質問が多かったり、ヒアリングを得意とする人もいます。

逆に、情報を得られない環境や、せっかく集めた知識や物が活用されず、無駄になってしまうことを嫌います。また、周りの人が知っているのに、自分だけが知らされていないといった場面や、自ら調べようとしない人にイライラしやすい傾向があります。

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得意なことは、情報収集です。 スピーディーかつ質の高い情報を集めることができます。常に情報を集めているため、情報感度や要点を掴むことに慣れているのです。

また、知識が豊富なため、物知りな人だと頼られることも多い人です。「あの人に聞けば知っているかもしれない」「こんなことも知っているのか!」と重宝される存在になるでしょう。

人によっては物やデータが捨てられないこともあります。「いつか必要になるかもしれないので、書類を取っておこう」といった具合に、データ容量いっぱいに情報を保管する人も多いようです。集めた情報は具体的な活用方法に結びつけることで、組織全体に有益なツールとして活用できます。日頃から保管した情報を素早く検索できるシステムやデータベースを用意しておくと良いでしょう。

集めること自体が好きなため、調べ始めたら止まらなくなり、何時間も没頭してしまうこともあると言います。


ストレングスファインダーの資質1つ1つに2面性があります。才能が開発されて、長所や自他に良い影響を与える「バルコニー」の状態。もう1つが、未開発で短所として使われている「ベースメント」の状態です。

ここでは『収集心』のバルコニー/ベースメントの“あるあるネタ”をご紹介します。


✓『収集心』のバルコニー(長所)

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●情報を深掘りしてエキスパートに 新たな情報を得る時間を確保することによって、『収集心』が満たされます。また、膨大なデータやアイデアを集める力があります。関心のある分野を定めて深掘りし、その道のエキスパートを目指すこともできるでしょう。

●質の高い情報を周りに提供できる アウトプットを意識することで、インプットの質も高まります。また、得た情報を他者に共有したり広めることで喜ばれるだけでなく、周囲のニーズを知ることで、さらに質の高い情報提供につなげることもできます。自分の好奇心や収集力で、他者やチームに貢献できます。

●情報を整理して役立てるのが得意 集めた情報が人に役立つことに喜びを感じます。相手が情報を使いやすいように渡したり、調べ方を教えてあげましょう。また、日頃から集めた情報を整理しておきましょう。せっかく持っているのに、すぐに情報が使えない状態は機会損失になりかねません。


✓『収集心』のベースメント(短所)

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●時間を忘れて没頭してしまう 興味のある分野の情報収集に没頭してしまうことで、時間を忘れて何時間も使ってしまう、期限を破ってしまう…ということも。時間を生産的に使う必要がある場合、制限時間を設けたり、目的を見失わないように注意しましょう。

●使えない物や情報まで溜め込みがち 「いつか役に立つだろう」と、物を溜めすぎてしまいます。保管しておいたものの結局は使わなかった、邪魔になったということも多いのではないでしょうか。本当に必要なものかどうかを見極めたり、情報の場合は取り出しやすいデータベースを構築したり、定期的に断捨離の機会を設けることもオススメです。

●目的から脱線してしまう あなたの興味を優先してしまい、情報を集めること自体が目的になってしまったり、本線と関係のない情報を集めてしまわないように注意しましょう。相手がいるときは特に注意が必要です。無駄な時間を使わせたり、必要のない情報まで集めさせたりしないようにしましょう。


資質を強みとして使い、生産的・安定的にパフォーマンスを発揮するようになるには、資質の深い理解と経験と知識を重ねながら、シチュエーションや条件、ベースメントの抑え方をマスターするなど、再現性を高めていくことが大切です。

『収集心』のモチベーションスイッチが入りやすいポイントを理解すると、スムーズに本来の力を発揮できるようになります。

ここでは一例をご紹介します。 ご自身で挑戦してみるもよし、『収集心』が高い人に対して試してみるもよし。ぜひ活用して、自分なりのスイッチの押しポイントをつかみましょう。

『収集心』の活かし方・モチベーションスイッチ例

 □ 広く情報を集めること  □ 集めた情報から要点をまとめ、チームに共有する  □ 情報を組み立て、活用できる状態に整える  □ 検索システムを構築する  □ 短時間で質の良い情報収集を必要とするとき  □ 相手のニーズを聞いたり、ヒアリングを行う  □ 集めた情報や知識を人の教育に活用する

これらは一例です。

『収集心』と併せ持つ上位資質によっても異なります。ぜひ、ご自身なりの得意技の繰り出し方を研究してみましょう。

『収集心』は、好奇心によって情報を集めることが得意です。集めた情報を自分や他者に役立てることで喜びを得ます。上記のような工夫を、できるだけ取り入れてみましょう。

興味の対象は人によって様々ですが、知的好奇心がどの分野に向いているかを考えてみましょう。情報を得て活用する力を生かし、分野を突き詰めていくことでエキスパートを目指すことができます。

自分の専門性やキャリアに生かすことで、好きなことや興味を結びつけて活かしていくことができます。


『収集心』を上位にもつマネージャーが、リーダーシップや部下育成に資質を役立てていく際に、得意なスタイルがあります。

①信頼関係構築 ②思いやりの示し方 ③安定感の生み出し方 ④希望の与え方と注意点 この4つのポイントに沿ってお伝えしていきます。

✓『収集心』マネージャーの得意なリーダーシップ

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①信頼関係構築:正確な情報提供により信頼を得る あなたの調査力や情報収集力は優れたレベルです。複数の情報源を調べたり裏付けを取るなど、質や信頼性の高さでチームやクライアントからの信頼を得ることができるでしょう。

②思いやりの示し方:調査を代行する 情報収集や調査が得意なことを、メンバーに知らせましょう。頼りにされる存在になります。時間に余裕があれば、調査を代行するなど、メンバーのサポートに役立てましょう。

③安定感の生み出し方:頼れるデータ源になる 幅広い知識や情報量が安定基盤を生み出します。チームが新たなことにチャレンジするときや問題を乗り越えるときに必要な情報を提供することができます。

④希望の与え方 :メンバーの知性や好奇心を引き出す 情報をメンバーに共有することで議論のテーマを与えたり、考えるきっかけを与えることができます。また、調べ方の要点を教え、調査力を身につけさせることができます。

✓『収集心』マネージャーの注意点

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①頭でっかちにならない あなたは膨大な知識や情報で、何でも知っているかもしれません。それにより、やり方をすぐに考え出したり、スマートな解決策を提示できるかもしれません。しかし、知識は使うことで役立ちます。机上の空論や理論だけでは、成果に繋がらない場合もあります。

②マイクロマネジメントに注意 『収集心』は「知っておきたい」「把握したい」欲求が強い傾向にあります。メンバーの動きや予定を細かく把握したい気持ちになるかもしれません。干渉や管理行為が行き過ぎないよう、自分自身の欲求をコントロールする術や仕組みをつくるようにしましょう。

③情報の与えすぎに注意 情報を与えることと、メンバー自身に調べさせることのバランスやタイミングを図るようにしましょう。メンバーが頼ってくるでしょうが、何でも教えているだけではメンバー自身が成長しません。自分の力で調べたり、経験を積むことが最大の学びになることもあります。

『収集心』のマネージャーは、その資質をうまく活用すると、複雑な問題に対処する術を持っていることや、意思決定に必要な情報を集めることでチームを確かな方向へ導くことができます。


資質の特徴&活用法まとめ

『収集心』とは... 多くのことに興味を持つ好奇心旺盛な人。 知識や情報・アイデア・物・人間関係といった関心事を広く集めることが得意。

こんな風に能力を発揮! ● 情報を得る時間と良質な情報源を確保する ● アウトプットを前提としたインプットをする ● 集めた情報を引き出せる方法を確立する

資質を活かすためには、好奇心をうまく活用し、集めた情報を自分や他者に役立てましょう。 また、自分自身の興味のある分野を特定し、エキスパートを目指しましょう。

ベースメントにはこう対処する! ● 収集時間を掛けすぎないように管理する ● 検索システムづくりや断捨離で情報を無駄に溜め込まない ● 目的を意識して脱線を防ぐ

また、『収集心』を活かしやすい場面や仕事は、次のようなものがあります。

✓ 広く情報を集めること
✓ 集めた情報から要点をまとめ、チームに共有する
✓ 情報を組み立て、活用できる状態に整える
✓ 検索システムを構築する
✓ 短時間で質の良い情報収集を必要とするとき
✓ 相手のニーズを聞いたり、ヒアリングを行う
✓ 集めた情報や知識を人の教育に活用する

同じ資質を持っていても、他に持つ資質の組み合わせによって、一人ひとりの異なる使い方や、個性を生み出しています。

それぞれの資質について理解を深めながら、ご自身やチームのために強みを発揮できる機会を増やしていきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

当社ではストレングスファインダーの活用セミナーやチーム研修を行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

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