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『最上志向』の特徴&活かし方【ストレングスファインダー®資質解説】|ALL BRANDING WORKS

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ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)は、アメリカの世論調査会社Gallup社(ギャラップ社)が開発した「才能発見ツール」。Webテストで177個の質問に答えることで、自分の強みや才能を表わす「資質」を知ることができます。

この記事では、Gallup認定コーチが資質の特徴や活かし方を解説! 5,000人/100社以上のストレングスファインダー研修から得た経験と知識をお伝えします。

個人とチームのどちらにも活かせる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!

今回は34資質の中から、強みを活かして卓越した結果を目指す人。隠れた才能を見つけ出す目を持っている『最上志向』について解説します。


『最上志向』とはこんな人!強みを活かして、個人や集団の卓越性を高めて最高レベルを目指す。 隠れた才能を見つけ出す目を持っている。

最上志向:Maximizer <影響力> TOP5出現率ランク:[日本]1位 [世界]14位


✓『最上志向』の特徴
  • 強みや良いものを更に伸ばして“卓越したレベル”にしたい

  • 得意分野や強みが生かされる環境を求める

  • 優秀な成績や成果をおさめたい

  • 優秀な人だと評価されたい

  • より良くする方法を探している

  • 向上心があり、努力できる

  • こだわりや追求心がある

  • 弱点の克服や弱みを人から指摘されることが苦手

日本人のストレングスファインダー®受講者の中で、TOP5にもっとも出てくる割合が高い資質が『最上志向』です。

『最上志向』は、成果を出すために自分や他者の“強み”を活かし、卓越した成果を出そうとします。そのレベルは“並”のものでは満足できず、“卓越した”高品質でハイレベルな状態です。点数で例えるなら、80点や100点のものに磨きをかけて、150点や200点まで高めていこうとします。

自分自身だけではなく、人の強みを見つけることも得意です。本人も気づいていない強みや、才能の伸びしろを見つけ、磨くように促します。

むしろ、「できないこと」「弱点」を克服して成果を出すアプローチには興味が薄く、苦手なことに対峙することを嫌う傾向にあります。人から弱点を指摘されるのが、人一倍耐え難い!と感じるのが、『最上志向』の持ち主です。

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好みやこだわりが強い人でもあります。自分にぴったりくるもの、良い状態のものが好きです。妥協を嫌い、「もっと良いものはないか?」「どうしたら良くできるだろうか?」と常に考えています。

そのため、品質を高めてくれたり、サービスを向上させてくれるなど、チームにも良い効果をもたらしてくれます

優秀な状態を好みます。プロフェッショナルと一緒に仕事をしたり、一流の環境に身を置くことを望みます。自身も優秀であろうとし、理想や卓越したレベルを目指して、努力できる人です。

ただし、理想と現実のギャップに苦しんだり、成果に満足できない状態にもなりやすく、葛藤を抱えてしまうこともあります。また、高いレベルを他人にも求めるので、期待やプレッシャーをかけすぎてしまうことろがあります。


ストレングスファインダーの資質1つ1つに2面性があります。才能が開発されて、長所や自他に良い影響を与える「バルコニー」の状態。もう1つが、未開発で短所として使われている「ベースメント」の状態です。

ここでは『最上志向』のバルコニー/ベースメントの“あるあるネタ”をご紹介します。


✓『最上志向』のバルコニー(長所)

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●自身やチームの品質向上、パフォーマンスを最大化する 高品質や高いレベルを目指せる人です。どこを伸ばしていくと良いか、何をすることで向上させることができるかを考え、追求していく力があります。細部までこだわり抜いたり、粘り強く取り組んだりすることで、自身やチームのレベルを引き上げることができます。

●成功者に学び、自分の技術向上や経験にできる 一流の人を参考にし、自分自身の学びにできる人です。プロフェッショナルや成功者に会うことで、あなたの「最高」レベルを引き上げることができます。また、自分が尊敬できる人を真似たり技術を学ぶことで、スキルやモチベーションアップにつなげることができます。

●他者の強み発見のサポート 人の強みに気づける人です。本人も気がついていない才能や伸びしろを見つけ、その伸ばし方を考えることができます。逆に、その人の苦手なことや向いていないことを見抜くこともできるので、その人らしいやり方で成長をサポートすることができます。


✓『最上志向』のベースメント(短所)

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●どこまでやっても満足できない 完璧を求めすぎてしまい、どこまでやっても満足できないことがあります。また、理想に対して知識や技術が足りていないことに悩んだり、葛藤したりといったこともあります。合格ラインやマイルストーンを設けることで、満足感や達成感を感じる工夫をしてみましょう。

●時間をかけすぎてしまう。完璧を求めてしまう こだわり過ぎてしまい、時間が足りなくなったり、人に迷惑をかけてしまうことがあります。また、自分がこだわった部分が相手の求めることとずれてしまい、不要なところにエネルギーを費やしてしまったなど、活動が成果につながらないといったことが起きてしまいます。

●人にも高いレベルを求めすぎてしまう できない人や自分より劣る人を認めにくいことがあります。自分にも他人にも高いレベルを求めるため、厳しくなりすぎたり、レベルの低い人を疎外してしまう場合もあります。人には人の技術やペースがありますので、求めすぎには注意が必要です。


資質を強みとして使い、生産的・安定的にパフォーマンスを発揮するようになるには、資質の深い理解と経験と知識を重ねながら、シチュエーションや条件、ベースメントの抑え方をマスターするなど、再現性を高めていくことが大切です。

『最上志向』のモチベーションスイッチが入りやすいポイントを理解すると、スムーズにできるようになります。

ここでは一例をご紹介します。 ご自身で挑戦してみるもよし、『最上志向』が高い人に対して試してみるもよし。ぜひ活用して、自分なりのスイッチの押しポイントをつかみましょう。

『最上志向』の活かし方・モチベーションスイッチ例

 □ 一流の人やスペシャリストと接点を持ち、学ぶ機会を得る  □ 自分の強みや才能を伸ばす努力をする  □ 自分の能力を活かせる分野を見つける  □ 品質やサービスを高め、チームのレベルを引き上げる  □ 他者の強みを発見し、サポートする役割を担う  □ 自分の実力やパフォーマンスを測定し、現在地と理想を明らかにする  □ 世の中の品質を知る機会や高いレベルの環境に身を置く  □ 弱点を指摘され続ける環境をなるべく回避する

これらは一例です。 『最上志向』と併せ持つ上位資質によっても異なります。ぜひ、ご自身なりの得意技の繰り出し方を研究してみましょう。

『最上志向』は、強みに注力することで成果を出そうとします。上記のような工夫を、できるだけ取り入れてみましょう。

自分自身の強みや良いと信じたものが、場合によっては世の中の評価を得ない場合や、他者から認められないこともあるでしょう。しかし、こだわりをもってチャレンジすることで、後に評価が覆ることもあります。

自分が「これだ!」と思った分野で最高レベルを目指すのか、自身のスペシャルな能力を新たなジャンルで活かし第一人者として地位を確立するのかなど、アプローチ方法はいくつかあります。やりがいや充実感を得ながら、やり方や取り組める分野を発見していきましょう。


『最上志向』を上位にもつマネージャーが、リーダーシップや部下育成に資質を役立てていく際に、得意なスタイルがあります。

①信頼関係構築 ②思いやりの示し方 ③安定感の生み出し方 ④希望の与え方と注意点 この4つのポイントに沿ってお伝えしていきます。

✓『最上志向』マネージャーの得意なリーダーシップ

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①信頼関係構築:得意・不得意を認めて補い合う 自分にもメンバーにも、得意・不得意があります。お互いがそのことを認識し、強みを活かして、弱みを補い合う関係性が築けるようにサポートしていきましょう。

②思いやりの示し方:オールA人材を目指さなくて良いと伝える メンバーに「オールAをとらなければいけない」という考えを外してあげましょう。誰でも苦手分野があるものです。自分自身の強みを活かしたアプローチを考えるように伝えましょう。

③安定感の生み出し方:強みを活かし、弱みを補い合う仕組みをつくる メンバーの得意を活かせる環境づくりを行いましょう。弱みは互いに補い合えるよう、相互の能力や特徴を理解し合い、助け合う風土づくりによってチームが常に成長し続けます。

④希望の与え方 :メンバーの自己実現のサポート 人の才能や強みを見つける力があります。才能を評価し、励ますことでメンバーに希望を与えられます。あなた自身も人の成長に貢献する喜びが得られるでしょう。


✓『最上志向』マネージャーの注意点

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①人を選り好み、不公平な対応をしない 『最上志向』が高い人は、人を選り好みする傾向があります。優秀な人や一生懸命な人が好きなため、人の対応に差が出ることがあります。マネージャーとしては、メンバーの成長をサポートすることが役割ですので、育ちの遅いメンバーやモチベーションの低い社員に対しても、簡単にサポートを諦めてしまわないように注意しましょう。

②高い品質を求めすぎない 『最上志向』の人は優秀で、自身の能力を理解している人が多い傾向があります。最高の結果を目指し努力できる人でもあるため、“できない人”にも高い目標やレベルを求めてしまいます。相手には相手のペースや、成長スピードがあります。相手に合わせた適切な期待をかけたり、できないことを責め立てて萎縮させたりしないようにしましょう。

「最上志向」のマネージャーは、その資質をうまく活用すると、メンバーの才能を伸ばして、優秀な人材やチームを育てることができます。

 

資質の特徴&活用法まとめ

『最上志向』とは... 強みを活かして、個人や集団の卓越性を高めて最高レベルを目指す人。他者の隠れた才能を見つけ出す目を持っています。

こんな風に能力を発揮! ● 自分自身やチームの品質向上、パフォーマンスを最大化 ● 成功者に学び、自分の技術向上や経験にできる ● 他者の強み発見のサポート

資質を活かすためには、プロフェッショナルや一流の環境を経験し、自分が目指すレベルを引き上げていくこと。実力をつけるための環境づくりが重要です。

ベースメントにはこう対処する! ● どこまでやっても満足できない!を回避するマイルストーンの設定 ● 時間をかけすぎてしまわない。一度で完璧を求めない ● 人にも高いレベルを求めすぎない

また、『最上志向』を活かしやすい場面や仕事は、次のようなものがあります。

✓ 一流の人やスペシャリストと接点を持ち、学ぶ機会を得る
✓ 自分の能力を活かせる分野を見つける
✓ 品質やサービスを高め、チームのレベルを引き上げる
✓ 他者の強みを発見し、サポートする役割を担う
✓ 世の中の品質を知る機会や高いレベルの環境に身を置く
✓ 弱点を指摘され続ける環境をなるべく回避する

同じ資質を持っていても、他に持つ資質の組み合わせによって、一人ひとりの異なる使い方や、個性を生み出しています。 それぞれの資質について理解を深めながら、ご自身やチームのために強みを発揮できる機会を増やしていきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

当社ではストレングスファインダーの活用セミナーやチーム研修を行っています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

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