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『着想』の特徴&活かし方【ストレングスファインダー®資質解説】|ALL BRANDING WORKS

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『着想』をGallup認定コーチが解説。強みの伸ばし方、注意点に加え、『着想』をもつ人や上司・部下間のコミュニケーションの“コツ”をお伝えします。

『着想』は既成概念にとらわれない創造的発想力をもつ人。物事のつながりを感じ、アイデアを生み出す力があります。その詳細を、5,000人以上、100社以上のストレングスファインダー研修から得た経験と知識、個人・チームどちらにも活かせる内容を交えてお届けします。

 

 

『着想』はこんな人!

『着想』とは既成概念にとらわれない創造的発想力をもつ人。物事のつながりを感じ、アイデアを生み出す力がある。

着想:Ideation   <戦略的思考力> TOP5出現率ランク:[日本]7位 [世界]15位

創造的・独創的な発想でアイデアを生み出します。 既成概念にとらわれない自由な発想が得意。 興味が色々と移り変わることから、飽きっぽい一面もあります。

 

資質の特徴とは?

着想
  • 見た目には共通点がなさそうなものに、つながりを見つけ出す

  • 発想力がありアイデアを出すのが得意

  • 既成概念にとらわれない

  • 既知の事実をアイデアでひっくり返すと嬉しい

  • 飽き性

  • 良案が生み出せると、体に電流が流れたような感覚になる

  • 新しい考え・逆説的な考え・奇抜なアイデアを好む

  • 何度も同じことをするのが嫌い

『着想』をもつ人は、創造的なアイデアマンです。

テーマを見つけると無意識のうちに想像力を働かせ、どんどんアイデアが湧いてきます

既成概念にとらわれず、自由な発想や独創的な考えをする人です。ああでもない、こうでもないと言いながら生み出す時間や、ブレストなどが大好きです。既知の事実をひっくり返すようなことや、ひらめいた!という瞬間が快感で、体に電流が流れるような感覚になる人もいます。

会議やブレストなどの場面で役立つほか、枠にとらわれない発想ができるため、これまでにない切り口や視点で考えたいときや、現状を打破するような斬新なやり方が求められているときに活躍します。可能性を模索したい時や、手を尽くしたがどうしよう…という場面で、頼ってみると良いでしょう。

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『着想』の力を活かして良質なアイデアを生み出すには、常にさまざまなネタをインプットすることや、浮かんだアイデアをメモしておくことが大切です。

ストレングスファインダーの『着想』の能力は、異なる2つの物事や現象の薄いつながりを発見し、結びつける力です。過去の記憶やインプットしたネタ、目の前で見たことや会話などから入った情報などが頭の中で結びつき、新たな発想やアイデアとして生まれるのです。

そのため、日々さまざまなことに興味を持ち、情報をストックしておくと良いでしょう。ひらめきを忘れないためにも、メモを取りましょう。良い案を思いついても消えてしまっては、もったいないです。記録したメモを見返すことで、良案を生み出せるかもしれません。

また『着想』の人は、人と話をしているときや、テレビや雑誌を見ているときなど、ふとしたときに何の脈絡もないアイデアが浮かぶことがあります。

筆者もTOP10以内に『着想』を持っていますが、健康診断の心電図を受信している時に、新事業のPR案を思いつきました。また、お風呂などでボーッとしている時に名案を思いついたりします。いつ、何が良いネタになるか分かりませんね!

『着想』をもつ人には、気をつけるべきポイントがいくつかあります。

まずは、「話を聞いていない、または飛ばしてしまう」ことに注意が必要です。会話中に『着想』が動き始めると、考えごとに集中してしまい、話を聞いていないことがあります。会議が終わっても、内容を全く覚えていないということもあるでしょう。

また、「思いつきをそのまま声に出して混乱を招く」ことにも気をつけましょう。いきなり話題を変えてしまったり、主語が抜けたまま話し始めたりします。相手は「え!いきなり何の話を始めたの?」と困惑してしまいます。

最後に、「よく考えていないでアイデアを連発」することです。発言する必要がなかったことや、話がまとまりかけているのに思いつきで議論をかき乱したりなど、人や場を混乱させてしまうことがあります。これは“着想手裏剣”と言われるもので、相手に避ける隙きを与えずに、アイデアをぶつけてしまうという『着想』のあるある行動の1つです。

このような『着想』のポイントを押さえれば、発想力を存分に使うことができます。

 

『着想』のバルコニー・ベースメント

ストレングスファインダーの資質1つ1つに2面性があります。才能が開発されて、長所や自他に良い影響を与える「バルコニー」の状態。もう1つが、未開発で短所として使われている「ベースメント」の状態です。

ここでは『着想』のバルコニー/ベースメントの“あるあるネタ”をご紹介します。


✓「着想」のバルコニーと伸ばし方

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●ブレストを重ねて発想力を磨く 他者と議論することで刺激され、より豊富なアイデアを生み出すことができます。専門家と話したり、あえて分野の違う人と話したりするのも良いでしょう。思考術や新たな理論、ディスカッション技術を磨くことも、質の高い議論につながるのでオススメです。

●情報を仕入れて、アイデアの質を高める 読書などで発想の種を手に入れましょう。アイデアをノートに書き留めるようにして、発想力に磨きをかける時間を設けるのもオススメです。また、人にアイデアを話すことで志向整理ができたり、フィードバックをもらうことでブラッシュアップのヒントにもなるでしょう。

●生活に変化を取り入れることで、飽きを防ぐ 『着想』の人は興味が移りやすく、飽きやすい傾向があります。日々の生活がマンネリ化しないよう、小さな変化を与えていくと良いでしょう。例えば、模様替えをしてみたり、新しいことに挑戦してみたりと、自分に刺激を加えることでいきいきと過ごすことができます。


✓『着想』のベースメント

●よく考えないでアイデアを出してしまう 会議などの場で空想や実現性のないアイデアばかりを出して、時間を無駄にしないようにしましょう。また、完成度の低い状態で出しすぎてしまうと、可能性のある案を潰されてしまいます。常習化してしまうと「いい加減なことばかり言う人だ」「思いつきばかりでいい加減な人だ」など悪い印象を持たれてしまいます。アイデアを発する前に、吟味すると良いでしょう。

●アイデアの良さが伝わらない 話題が飛びすぎて、周りの人がついていけないことがあるでしょう。また、概要の説明だけでは、あなたの意図することを理解しきれないかもしれません。考えに至ったプロセスや、伝える順番を工夫するなどして、相手に伝わるように丁寧に説明しましょう。

●行動が伴わず「口だけの人」と思われる 良いアイデアをたくさん持っているにも関わらず、行動に移さないで終わってしまうことがあるでしょう。実現方法もセットで考えるようにすると良いかもしれません。また『活発性』など実行を促してくれる資質の人に協力してもらうのも良い方法です。

 

『着想』の活かし方・モチベーションのありか

資質を強みとして使い、生産的・安定的にパフォーマンスを発揮するようになるには、資質の深い理解と経験と知識を重ねながら、シチュエーションや条件、ベースメントの抑え方をマスターするなど、再現性を高めていくことが大切です。

『着想』のモチベーションスイッチが入りやすいポイントを理解すると、スムーズに本来の力を発揮できるようになります。

ここでは一例をご紹介します。 ご自身で挑戦してみるもよし、『着想』が高い人に対して試してみるもよし。ぜひ活用して、自分なりのスイッチの押しポイントをつかみましょう。

『着想』の活かし方・モチベーションスイッチ例

 □ アイデアや発想を出す  □ 新たな発想や可能性を考えるとき  □ これまでのやり方を見直したいときやイノベーションを起こしたいとき  □ ブレストやアイデアワークに参加する  □ 新たな手法や最新情報に触れて、アイデアのネタを探す  □ 議論を深めてくれる仲間を見つけて、議論や質問をしてもらう  □ 日々変化を取り入れて新鮮な気持ちを保つ  □ 企画や戦略策定、開発やマーケティングなどの仕事に就く

これらは一例です。

『着想』と併せ持つ上位資質によっても異なります。ぜひ、ご自身なりの得意技の繰り出し方を研究してみましょう。

『着想』は、良質なインプットをしてアイデアの質を高めましょう。また、自分が良質なアイデアを出しやすい環境をつくること、アウトプットの精度やタイミングを図ると良いです。上記のような工夫を、できるだけ取り入れてみましょう。

 

3、『着想』的リーダーシップのとり方(マネジメント活用)

『着想』を上位にもつマネージャーが、リーダーシップや部下育成に資質を役立てていく際に、得意なスタイルがあります。

①信頼関係構築 ②思いやりの示し方 ③安定感の生み出し方 ④希望の与え方と注意点 こちらの4つのポイントに沿ってお伝えしていきます。

 

✓『着想』マネージャーの得意なリーダーシップ

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①信頼関係構築:新しい視点や発想を示す 新しい考えや視点を出すことにより、チームの議論を活発化させることができます。チームやクライアントに役立つ新たなアイデアを生み出し、投げかけていきましょう。

②思いやりの示し方:解決策や実現方法を考える メンバーの夢や目標、困っていることを共有し、その解決策や実現方法を一緒に考えましょう。発想力を活かしてメンバーに寄り添うことで、信頼関係にもつながります。

③安定感の生み出し方:考え抜いた良案を示す 考えの浅いアイデアを出したり、方向性をコロコロと変えてしまっては、周囲を振り回してしまいます。考えを掘り下げたり一貫性を保つことで、メンバーも安心できるでしょう。

④希望の与え方:イノベイティブなチームをつくる 既存のやり方を見直したり、変化を前向きに捉えるメリットを伝えていくことで、創造を楽しむクリエイティブなチームを作ることができます。

 

✓『着想』マネージャーの注意点

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①変化の起こし過ぎに注意 『着想』は何度も試したやり方を続けることを嫌う傾向にあり、積極的に変化を起こします。必要以上に変えて、メンバーを振り回さないようにしましょう。メンバーの中には安定を求める人もいます。情報や目的をしっかりと伝え、理解や協力を得ることも大切です。

②さまざまな視点から意見をもらう 自分のアイデアが正しいと思い込んではいけません。考えが不足している部分や、デメリットがあるかもしれません。ロジカルに考えることができる『分析思考』や『戦略性』や、リスクを予測する『慎重さ』、行動に移す方法を考えることが得意な『活発性』や『目標志向』『アレンジ』をもつ人に、意見をもらうこともオススメです。

③机上の空論ばかりを言わない できもしないことを言っていても、現実は変わりません。また、口先だけで行動が伴わなければ、周囲からの信頼を失ってしまうこともあります。『着想』は思考力の資質であり、実行に移すためには別の資質の力が必要です。行動や実行方法も、合わせて考えましょう。

『着想』のマネージャーは、豊かな発想力や視点で、現状を打破するアイデアを生み出します。また、サービスや事業改善のアイデアを出したり、イノベーションへの起爆剤になることができます。

 

4、『着想』資質のまとめ

『着想』資質の特徴と活用方法のまとめ

『着想』とは... 既成概念にとらわれない創造的発想力をもつ人。物事のつながりを感じ、アイデアを生み出す資質です。

こんな風に能力を発揮! ● ブレストを重ねて、発想力を磨く ● 情報を仕入れて、アイデアの質を高める ● 生活に変化を取り入れることで、飽きを防ぐ

資質を活かすためには、良質なインプットでアイデアの質を高めましょう。また、自分が良質なアイデアを出しやすい環境をつくり、アウトプットの精度やタイミングを図ると良いでしょう。

ベースメントにはこう対処する! ● よく考えないでアイデアを出してしまう ● さまざまな視点から意見をもらう ● 行動が伴わず「口だけの人」と思われる

『着想』の資質を活かしやすい場面や仕事は、次のようなものがあります。

✓ アイデアや発想を出す
✓ 新たな発想や可能性を考えるとき
✓ 既存方法の見直しやイノベーションを起こしたいとき
✓ ブレストやアイデアワークに参加する
✓ 議論を深めてくれる仲間を見つけて議論や質問をしてもらう
✓ 企画や戦略策定、開発やマーケティングなどの仕事に就く

参考にし、ご自身やチームのために強みを発揮できる機会を増やしていきましょう。

  最後までお読みいただき、ありがとうございます。

同じ資質を持っていても、他に持つ資質の組み合わせによって、一人ひとりの異なる使い方や、個性を生み出しています。他の資質についても、深く学んでいきましょう。

当社ではストレングスファインダーのリンクはこちら活用セミナーやチーム研修を行っています。ご興味のある方は、フォームよりお問い合わせください。

# ストレングスファインダーの活用
2022 / 9.21
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