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OKR運用で組織を強くする《1》経営理念が浸透する仕組み│ブランディングノウハウ:Inner Branding

 

GoogleやFacebookが導入していることで話題の「OKR」。
同様の目標管理手法として多くの企業が取り入れてきたものに「MBO」があります。

両者の大きく異なる点は、
【MBO】
個人の目標管理と人事評価が目的。本人・上司・人事担当のみで共有される。

【OKR】
会社全体の方向性を合わせるのが目的。全体で共有される。

OKRを採用するメリットはさまざまありますが、特に着目したい効果は、業務と理念がセットで動く組織を構築できること。つまり、日々の業務を進める中で組織全体に「経営理念の浸透」が図れることです。

 

顧客から最終的に選ばれるのは、信念のあるブランド

強いブランドづくりに欠かせない、人材育成やチームづくりのための取り組み「インナーブランディング」。これを進める上で、理念浸透を図るOKRが役立ちます。

なぜブランディングのために、社内への経営理念の浸透が必要なのでしょうか。
それよりも、ユニークな商品やサービスを生み出すこと、あるいはインパクトのあるプロモーションを行うことなど、よりターゲットに直結する業務を推し進めることの方が重要だという考え方も、もちろんあると思います。

ですが、似たような商品やサービスが溢れる世の中で、競合と差を付けるのは「会社の信念」です。顧客が最終的に選び、ファンになる理由は、提供される商品やサービスそのものではなく、それを売る人・届ける人です。

他社に差を付ける「信念」の部分。変化の多い市場環境の中、経営理念が浸透している組織だけが、強いブランドになることができます。

経営層だけでなく管理職、さらには一般社員のレベルまで、経営理念は共有されているでしょうか。ミッション・ビジョン・バリューなどの形で掲げてはいるものの、具体的な業務目標や実際の活動が別物になってしまっている、という会社は特に注意が必要です。

 

業務進捗とともに経営理念が浸透する仕組み

なぜOKRを取り入れると、業務目標の管理・進行と同時に「経営理念の浸透」も進むのでしょうか。

まずOKRについて、簡単にご紹介します。

◇目標管理手法のひとつ

Objectives and Key Resultsの頭文字から成り、訳すと「目標」と「主要な結果」。「主要な結果」とは、目標の進捗度を測る具体的な「成果指標」となるもの。

◇1つのO(目標)に対し3個ほどのKR(成果指標)を設定

まず最初に会社全体のOと、それを測るKRを決める。次に、会社のKRをふまえてチームのOとKRを設定し、チームのKRをふまえて各個人のOとKRを設定する。このように、会社全体のOから最終的に個人のKRまでがツリー構造のように紐付くのが特徴。

◇運用は3ヶ月、1週間ごとに進捗確認

従来の半年や1年を単位とする目標管理方法と比べ、短い期間で運用する。そのため、優先度の高い目標3〜5個に絞って取り組む。また、1週間ごとに進捗確認を実施する。必要に応じて個人間やチーム間で調整し、縦にも横にも協働しながら会社全体でO(目標)の達成を目指す。

◇わかりやすい目標

会社全体のOは、従来のように定量的な(数値で表す)ものに限定されず、誰でもわかりやすく覚えやすいものが望ましいとされる。定性的、あるいは抽象的なものでも良く、運用期間の3ヶ月を通して全員がモチベーション高く目指し続けられるものが良い。

 

OKRが経営理念の浸透に役立つ理由は、O(目標)の意味合いや設定方法、運用方法の特徴にあります。

【1. 意味合いの特徴】

従来の手法と比べ、OKRのOは抽象的。MBOもOKRも、Objectiveの訳は「目標」だが、OKRの場合は「目的」の意味合いが強い。その事業に取り組む意義や理由を表すものであり、経営理念に基づくものになる。
KRには業務進捗を測る指標が設定されるが、会社が最終的に達成したいのはこの指標ではなく、その向こうにある事業目的や意義を果たすことである。

【2. 設定方法の特徴】

会社全体のOを基とし、そこに紐付くKRが1つ下の階層(部門やチームなど)のOになる。このツリー構造により、最終的に個人の階層まで全体が相互につながるので、全員が同じ方向を向くことになる。

【3. 運用の特徴】

設定期間が3ヶ月と短く、進捗確認の頻度も高い。(基本的には週1回。詳しくは次の記事にて。)優先度をつけて集中して取り組み、適切なタイミングで周りと調整することができる。この動きのすべてが、会社のOに紐付いている。

これらの特徴から、
・指標(KR)はあくまで過程を測るためのものであり、最終的な目的(O)である「事業の意義や理由」、その基となる「経営理念」を念頭に置く組織になる
・自分の日々の業務との結びつきで会社のOを捉え、理解することができる
・短期間の運用設定とこまめな進捗確認で、全員が集中してOを意識し続けることができる
など、
目の前の業務に取り組む中で、常に経営理念との関連を考え、判断の拠り所とする組織になります。


 

ここまで、
◯強いブランドになるためには、そのブランドを動かす人やチームへの「経営理念の浸透」が必要であること
◯目標管理手法「OKR」を運用すると、業務推進と並行して組織全体への理念浸透ができること
をお伝えしました。

次の記事では、OKRを運用することでインナーブランディングを強化できる理由をもう1つご紹介します。

経営者の方からよく伺うお悩み、
「自分で考えて動く社員が増えて欲しい」
「会社の方針を理解して、同じモチベーションで動いて欲しい」
これらを、OKRを取り入れることで解決できます。

鍵となるのは、OKR運用の中で取り組む「1on1ミーティング」です。

次の記事へ >>
OKR運用で組織を強くする《2》1on1で自発性とエンゲージメント向上│ブランディングノウハウ:Inner Branding

 


 

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