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成功するブランディング4つのポイント[1]理念・ビジョン・指針の明確化【後編】

 
 
前編では、CIの役割と各要素が社内・社外の人々にどのような影響を与えるか、その事例を見てきました。誰もが知っている有名ブランドが支持され続けているのは、サービスや商品の力だけでなく、CIがさまざまな形で浸透し、人々を結びつけているからです。
(前編はこちらから)

CIの浸透は、単に組織の雰囲気や社員の感情面の話、ではありません。具体的な成果や利益を生み出します。

 

CI浸透がもたらす効果

 

変化の中でもブレない組織に。

信念や価値観を共有し、組織のベクトルを統一していく過程で、自分たち自身のことが明確になっていきます。自分たちは何者で、何のために存在し、何をやっているか。これを理解し、全員が納得・共感している組織は、市場や顧客ニーズの変化が目まぐるしい中でもブレずに対応していくことができます。
 

活力にあふれ、生産性の高い組織に。

人は、価値観と動機が結びついているものです。自分が大切にしたいと考えていることと日々の仕事の整合性が取れている時に、より大きなエネルギーが生まれ、パフォーマンスを高めることができます。各自の担当業務が全体の目標にどのように結びついているかを理解することで、組織全体に活力が生まれます。逆に、社員個人と組織の価値が結びついていない場合、個人プレーや争い、無関心な姿勢が蔓延する元となります。
 

当事者意識を持ち、自発的な組織に。

組織全体で目指すゴールと自分の仕事との結びつきを理解・納得していると、「自分ごと」として建設的な討論ができ、具体的なやり方を自分たちで考える自発的な組織になります。お互いに信頼し合うチームワークから結果を出しやすくなり、チームで成果を出せた実感からさらに信頼関係が高まる、といった好循環が生まれます。
(組織の成功循環モデル:詳しくはこちらの記事で)
 

人材が安定し、強い組織に。

CIを正しく伝えることは、採用基準や教育基準の明確化にもつながります。社内・社外の両方に対して、この会社は何に価値をおき、どんな行動を取るべきかといった姿勢や指針を示すものです。ミスマッチを防ぎ、より「合った人」が集まることで、採用や教育にかかる金銭的・時間的コストを削減。人材が安定することで、組織はさらに強くなります。
 

エンゲージメントの高い組織に。

企業活動を支える重要な指標として注目される、顧客エンゲージメントと社員エンゲージメント。それぞれ対象が異なる概念ですが、ブランドのファンという共通項があります。CIが世間に浸透すると、企業の姿勢や考え方に共感するファン層が拡大。ファンは顧客になり得るとともに、人材候補にもなり得る存在です。また、自社のブランドが世間で支持されることは、社員にとっての誇り。つまり、CI浸透でファン化を進めることは、顧客エンゲージメントと社員エンゲージメント、両方の向上に寄与するのです。
 
 

CI構築・浸透の際にネックになること

 
企業活動を進める中でCIが担う重要な役割と効果を見てきましたが、いかがでしょうか。

― CIを作りたいが、どうやって決めたら良いかわからない…
― 会議をやってみたけれど、話がまとまらない…
― 理念も行動指針もホームページに載せてあるが、社員ですらよく覚えていない…

このような企業が多いのが現状です。
 
 
CIの構築・浸透は、いざ取り組んでみるとなかなかうまく進まず、次のようなことが起こりがちです。

役職や担当業務によって、視点や価値観が違う

CI策定には、できるだけ幅広いメンバーが関わることが望ましいです。経営者が一人で決めたものや、上層部だけの会議で作られたものを一方的に提示された場合、他の多くの社員にとっては他人事。これではせっかくの理念や行動指針が、「絵に描いた餅」になってしまいます。

さまざまな部署や役職、担当業務の異なるメンバーが集まれば、視点や価値観の違いがあるのは当然です。その上で、会社としての存在意義や将来像、価値観、行動指針などを話し合うのは難しいもの。幹部や上司の発言が押し付けに感じられたり、日々の業務にフォーカスしている人は「そもそもこの話し合いって意味あるの?」と思ってしまうかもしれません。

このような中で共通のものを生み出し、定着させていくためには「仕組み」が必要です。
 

実際の業務やサービスに反映されていない

理念や行動指針がただ掲げられているだけでは機能しません。手がける商品やサービス、日々の活動に反映され、実行されていくことが重要です。

サービス自体が、CIを実現できるものであるか。
     ▼
✔ それを運営する仕組みが、CIを実現できるものであるか。
     ▼
✔ そこに携わる社員の姿勢が、CIに沿っているか。
     ▼
実際の行動がCIに沿っていたかを確認する、面談や評価の機会があるか。

企業活動全体を通してCIとの整合性や一貫性を保ち、ブラッシュアップしていくことで、社内・社外にCIの浸透が進んでいきます。

逆に、この流れの中で辻褄の合わない部分やギャップを感じる部分があると、CIにそぐわない行動を取る社員が出てきます。また、長く続けていると、この仕組みに対する意識が薄れてしまったり、新しく入った人に正しく伝えられないままになっている場合もあるかもしれません。

「自分には関係ない」「担当業務をうまく回していれば良いだろう」という、無関心やチーム意識の欠如は、こういったところから発生している可能性もあります。

CI構築・浸透の観点から現状を見つめ直し、組織の基盤をしっかりと固めることが、変化の時代を乗り切るために必要です。

 

視点の違いを越え、共感と仕組み化で組織を一丸にする!
CI構築・浸透を進める企業研修

エンゲージメントワークショップ
理想のチーム、ハイパフォーマンス組織を“みんなで”つくる実践ワークショップです。社員同士で意見交換・コミュニケーションを行い、企業の共通指針を発見しながら、社員エンゲージメントを向上させていきます。異なる価値観を持った社員一人ひとりが、共通目標に共感し、仲間との違いを乗り越えて、目標達成に向けて一丸に!会社と社員のつながりが弱くなりがちな今、業種や規模を問わずさまざまな企業・団体で導入されています。

 

 

CI構築・浸透から事業開発・広報ツール展開まで、トータルで取り組んでいるブランディング事例

 

事業承継を控え、
チームを一丸にしていく名門神社。

時代が移り変わっていく中で、神社の存在価値を高めていきたい。事業アイデアを創出・展開していける人材とチームづくりに取り組み、一丸となって進む神社のブランディング事例。

白山神社様 ブランディング事例 >>

 


 

 

社会福祉法人のトップランナーになりたい。
次世代メンバー中心に全社巻き込みで進める、
採用力強化のブランディングプロジェクト。

若手減少の波を見越し、採用力の強化を。全国から人材を集めるべく、魅力的で充実した職場環境を訴求し、同時に将来を担う幹部人材を育成するプロジェクト。

安代会様 ブランディング事例 >>

 


 

 

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